受験生の場合、真面目であることは、合格に必須の条件。
(1)真面目に、講義に出る。
(2)真面目に、講師の話を聞く。
(3)真面目に、ノートを取る。
(4)真面目に、復習する。
(5)自分の頭でトコトン考え抜いて、それでもわからないことや納得できない点があったら、真面目に質問する。
以上5つの真面目は、絶対合格になくてはならないものなのだが、実は、真面目なだけでは合格できない場合も多い。真面目であるが故に、誤った勉強法を取ってしまうことがあるからだ。その典型が、コレ。
「網羅主義に陥る」。
本試験2~3ヵ月前の直前期になると、「あれをやっていない」「これもまだ」と、にわかに焦り始める受験生がいる。不安が不安を呼ぶ格好になって、新しい資料や問題集をできるだけたくさん手元に集めて、それらの全部に目を通そうとする。土台、無理である。絶対に無理。付け焼刃の泥縄では、消化不良を起こすだけ。余計に不安になって、さらに焦りが増して、できることもできなくなってしまう。自分でパニックを呼び寄せているようなものではないか。あるいは、前回、5つの肢を勉強したとして、「1と3と5は、正解を出せた」が「2と4は、間違った」としよう。
網羅主義に陥った真面目な受験生は、直前期の今回も、1~5の全部をやろうとする。そんな時間は、どこにもないのだ。やるべきは、自分ができなかった2と4だけであって、できた箇所を繰り返しているヒマなどどこにもない。
直前期に必要なことは、網羅主義ではなく、「重点主義」である。やるべきことを限定する。そして、脇目もふらず、集中する。捨てる勇気を持って、残り少ない勉強時間の密度を最高度にするのだ。
重点の優先順位は、
(1)自分の弱点
(2)講師、テキストや過去問が、「基本」として強調している点
この2つだけである。
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