日本プロ野球の野村克也さんがお亡くなりになりました。84歳。

テスト生としてプロの世界に飛び込み、選手として、そして指導者として、数々の偉大な業績を残されました。

監督時代に標榜したID野球。データを重視し、徹底的に頭を使って勝ちに行くその戦いぶりはまさに時代の先駆けとなりました。

緻密な分析家、戦略家であると同時に、情に厚く懐の深い野球人。独特のユーモアのセンスもお持ちでした。

そんな野村さん、ノムさんが座右の銘として大切にされていた言葉があります。

「勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし」

江戸時代中後期の平戸藩の藩主にして剣術の達人である松浦静山が著した剣術書『剣談』の中にある言葉です。あらゆる勝負事に通じる名言だと思います。受験勉強にもそのまま当てはまります。

「ラッキー合格は、ある。アンラッキー不合格は、ない」です。

「財を残すは下 業を残すは中 人を残すは上」

医師であり官僚であり政治家であった後藤新平の言葉です。日本近代国家の指針を示した後藤がよく口にしていたそうです。時代を超えて今尚、骨太の響きを放ちます。

「生涯一捕手」を掲げられ、野球を愛し、野球に愛された野村さん。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

夢を、絶対実現！！

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