東京郊外在住の専業主婦のA子さん（44）は、予備試験の受験生です。「スクール東京」の講座と、私の「個別指導」を受けています。彼女のご主人は、旅行がお好きとのことです。

毎年、一緒に出掛けるそうです。夫婦だけの旅行に加え、ご主人の学生時代の友達夫婦との旅行もあるそうです。彼女は、年に何回かある旅行が近づくと、気分が重くなるそうです。

私の「個別指導」が、「成川合格塾」の相談に変わります。先日、事務所に訪れた彼女、「先生、また旅行に行かなくてはいけません・・・」開口一番に悲鳴とも聞こえるトーンでした。

成川は、旅に出たくて仕方ありません。旅行に行かなければいけないと話すA子さん。その理由は・・・

「先生、主人の学生時代の友達夫婦の旅行は、全然、楽しくないです。気を使わなければいけない旅行だったら、行かなくほうがいいです」。

「だったら、行かなければいいじゃないの・・・」私が尋ねました。

「そんなわけにはいきません！！」顏を赤くして答えます。なかなか難しいですね。

「先生、旅は相手次第です。楽しくない人、好きじゃない人（嫌いな人）と行く旅行は全然、楽しくないです」。

「確かに、その通りだね」と私。

「とりあえず、行ってきます。旅行から帰ったら、猛勉して、来年の予備試験には絶対に合格します。私の場合、試験に合格しなければ、今の生活から抜け出すことはできないです。先生、ご指導をお願いいたします」。

「それが、私の仕事ですから。楽しくない相手かも知れないけれど、旅行先には、新鮮な空気、自然があるから、その話を聞かせてください」と彼女に伝えました。

A子さん、楽しくない旅行かもしれませんが、あなたなりに楽しんできてくださいね。

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