受験指導に携わって45余年、もう何年も前からのことですが、最近、特につくづく感じるのは、「現行の司法試験、予備試験にエントリーする受験生は、旧司法試験の受験生に比べて、本気度がドンドン下がっている」。
司法制度改革の一環として、法曹への門戸が大きく開かれ、多様な人材を受け入れ、登用するという理念は良かったのですが、実情が追いついていない。
弁護士について言えば、法律事務所を経営されている第一線の先生たち、あるいは企業の法務部などに在籍されている現場の方々からも、新司合格者はおしなべて、「旧司合格者に比べて、おとなしい」「粒が小さい」「覇気に欠ける」といった声をよく聞きます。
受かりやすくなったのは、受験生にとって結構なことでしょうが、「粗製乱造」と言われるようでは困ります。安かろう悪かろうでは、意味がないでしょう。
これからの法曹の価値を左右するのは、合格者1人ひとり、受験生の皆さん1人ひとりにかかっています。
「何でもいいから、受かればいい」といった安易な学習態度を止めて、受かった後までしっかり見据えた、骨太の勉強をしていただきたい。
その気さえあれば、受験生活は、人生を飛躍させるジャンピングボードになります。手に入れられるのは、合格だけではありません。人間として大きく成長できる契機になるのです。
常に改善の心意気で、謙虚に、感謝の念を忘れず、学びに邁進する。目先の暗記に走るのではなく、物事の根本から、本質から、自分の頭で考え抜く。理解する。
もっともっと大きな勉強、力強い勉強をしていただきたい!
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