受験生に送る言葉

平川先生の小論文講座㉞ ―慶應義塾大学・医学部2008年度―

夢を抱いて、実現する君よ!今日は、平川先生の小論文講座34をお届けします!

[今回の過去問]
慶應義塾大学・医学部2008年度 50分 字数制限不明
「親友と最近連絡が取れません。どうやら、親友はひどく落ち込んでいるようです。何度か連絡を試みた結果、ようやく明日親友と会って話すことになりました。そこでは、どのようなやりとりが2人の間で繰り広げられるでしょう。2人のやりとりを対話形式で解答用紙のA欄に、そしてそのやりとりの中であなたが意図したことをB欄に述べなさい」

[第34回]
前回、2人の会話について、大まかな想定をしました。悩んでいる友人に,
どう接するかということを通して、急な事態に対し冷静に対処して、分析する力があるかどうかを慶應義塾大学は聞いています。

「冷静に対処する力を聞いている」

▼平川先生「さて、前回の続きです。悩む友人にどう接したらよいでしょうか。どのような話しの展開にしますか」

スク男「共に医学部を目指す親友Bの父親が突然、ガンで倒れました。一家の大黒柱が病気になったことで友達は、医学部受験どころか、卒業もおぼつかない状況に追い込まれて、悩んでいるという設定で進めます」

平川先生「なるほど。4人に1人は、がんになる時代です。決して絵空事とはいえないですね。それで、親友の悩んでいる理由が、明らかになったところで、次に、あなたはどうしますか。ここで、前回、紹介した慶應義塾大学・長谷山彰塾長の学生へのメッセージを思い出してください。

長谷山塾長は、慶應義塾大学が求める人物とは、『独立自尊の人材』であり、それは、『未知の課題に遭遇した時に問題の本質を見極める洞察力と、解決法を発見できる創造力を備え』た者と、ハッキリと仰っています。
緊急時における冷静な分析力と問題の解決能力を持った人材を求めています。
ただ単に、友人の慰め方を書けばよいわけではありません。
積極的に、親友と問題の解決法を考えるべきと、思います」

スク男「そうか、冷静に分析して、個別的・具体的に対応できるかを聞いている。同情のしかたを、わざわざ聞いているわけがありませんね」

平川先生「その通りです。どんな意図で、この問題を出したのか、大学の狙いが理解できましたね。では、早速、今から書いてください」

スク男「分かりました。本試験の50分を想定して、書き上げます」

(しばらくして。以下が、スク男君の書いた答案です)
A欄
私  「どうしてたんだい。心配したぜ」
親友 「わるかった。実は、親父が倒れて、大学受験どころじゃなかったんだ」
私  「親父さんの様子は」
親友 「ああ。今は、落ち着いついているよ。でも、しばらく入院するので、経済的に
大変なんだ。それなのに、医学部に行きたいなんて。申し訳なくて」
私  「そうか、つらいな」
親友 「ああ・・・。」
私  「ハッキリ言うぞ。俺は、親父さんも、進学を望んでいと思う。どう決めるかは
お前次第だ。でも、苦しくてもやり抜いて、医学部に合格すること、
それが、親父さんへの一番の孝行だと思う。一緒に進もうぜ。俺が言いたいのは
それだけだ」
親友 「ああ、・・・。ありがとう」
(278字)

B欄
私が意図したことは、進学に悩む友達を助けることだ。
ここで逃げてはいけないと思う。今、逃げたら、いずれ別の苦難を回避することになる。それが分かっていて、何も言わないのは親友ではない。
医学部入試に立ち向かい、合格することは、自分自身が医師になった時、病に悩む患者を、救うことに通じる。父親も、息子の頑張る姿を見て、勇気付けられる。病気治療にも、役立つだろう。
もっとも、友人の気持ちにも配慮して、言い方には気をつけた。
困難に遭っても、逃げずに、一生懸命に対処すれば、直面している現実の方がやさしくなってくれる。友人は医者として、命がけで病に悩む人を助けるに違いない。本人も合格し、お父さんの病気も、治る可能性が出てくるだろうと考えた。(312字)
(A、B欄合計590字)

平川先生「うまくまとまりましたね。若干、手直しがあるともっとよくなるでしょう。どこをどう直したら、よりよくなるか次回、考えてみましょう」

スク男「はい、どこがまだ不十分か、次回までに検討してきます。今日はどうもありがとうございました。来週もよろしくお願いします」

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