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司法試験・予備試験の論文試験の指導をしています。受験生にとって、論文を書く作業は大変です。彼・彼女たちが書いたものを「添削」する私も、それなりに労力がいります。
私はできるかぎり、一字一句を丁寧に、丁寧に見させていただきます。赤ペンで、添削をします。訂正したものを再度、提出してもらうこともあります。
しかし、この「訂正」が、「訂正」でないことが意外と多いのです。時間を短縮したい気持ちが伝わってくる訂正した論文は、すぐに分かります。中途半端な訂正をするからです。
指導には、厳しく、細かく、しつこい私は、「プロになる論文を書きなさい」と注意します。
(1)訂正には時間がかかっても、隅から隅まで見直しをする。
(2)これ以上、もうできないところで、再提出をする。
これくらいやらないとダメ!!!
このことができたら、必ず、しっかりとした論文が書けるようになります。ガンバレ~!!!
私が常々、「受験勉強は、仕事の一環」と皆さんに申し上げている通り、論文試験の勉強は、受験にはもちろんのこと、実務にも大いに役立ちます。
ピントの合った、的確で、簡潔で、説得力のある文章を作成する能力を身につけることは、一生の宝となります。昔から、「文は、人なり」と言います。
良い文章を書く人、全てが人格者であるとは限りませんが、いい加減な文章を書く人は、いい加減な人間とみなされます。誤字、脱字は、もってのほか。
見直しをきちんとすれば、防げることだからです。不注意で手抜きでは、合格も成功もありません。
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