生まれたと同時に「才能」に恵まれている人はいないと思います。私は、「才能」とは、コツコツと努力を重ねた先に生まれるものだと思っています。

多くの人は「努力」することがあまり好きではありません。私の周りにもコツコツ「努力」することが嫌いな人が多いです。私は77年間、生きてきて「コツコツの努力は才能になる」ことを学びました。

言い換えれば、人生は、自分の努力で得られることが多いということです。逆に、怠け者では得られるものは何ひとつありません。

ところが、「スクール東京」や「 成川合格塾」の受講生の中には、

「いや、持って生まれた資質は確かにあります。スポーツや音楽などで顕著です。プロになれる人、一流になる人には、他の人にはないものが備わっています」

等々、反論される方々もいらっしゃる。確かに、先頃、行われたサッカーW杯を観ても、「日本代表と、外国の強豪チームには、明らかな違いがある」と感じます。

それを「資質」と呼んでもいいでしょう。しかし、どんなに資質に恵まれていても、コツコツと努力を重ねなければ、才能として花開きません。

そして、資質の不足は、粘り強い努力で補える。私は、そう考えています。

つまり、問題は、資質のあるなしではなく、努力の量です。努力の質です。才能を決定付けるのは、先天的な賜物ではなく、後天的な頑張りなのです。

「怠け者ほど、才能という言葉を持ち出して、サボりを正当化する傾向にある」。

皆さん、ご注意を。

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