先日、ゴルフの松山選手が４大メジャー大会の一角、マスターズをアジア人で初めて制しました。

あの東北大震災の年の初出場から１０年。
コロナ禍の中で、２９歳の彼が成し遂げた快挙を心から祝福したいです。

覇者に贈られる伝統のグリーンジャケットに袖を通した彼は実に堂々としていました。

ゴルフには詳しくない私ですが、日本男子初の４大メジャー勝者ともなった彼が初めてマスターズに挑戦したのは東日本大震災から１ヶ月後の４月、東北福祉大学２年生の時だったそうです。
　
彼自身も避難所暮らしを余儀なくされ、練習、食事にも苦労したといいます。
出場を断念しかけた時、被災者の方たちからの励ましの手紙が後押ししてくれたと聞きま
した。
１０年前の大会で２７位と健闘し、見事、日本人初のアマ最高に輝きます。
そして、東北への熱い思いは変わらず、復興基金の積み立てを始めています。

優勝インタビューでは、１０年前を振り返り、「あの時、背中を押してくれた人たちに、よい
報告ができる」と感謝を述べました。
今回の快挙は復興途上にある被災地への最高の恩返しになったことでしょう。
私たちは、逆境に身を置くと、どうしても下を向きがちになります。
しかし、試合に臨む不屈の精神はコロナ禍で苦難の時を送る人や被災された方をどれだけ勇気づけたことか。

成川も彼の姿に勇気をいただきました。
松山選手、ありがとうございます。
優秀、本当におめでとうございます。

夢を、絶対実現！！

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