今日は、絶対合格を目指すすべて受験生のみなさんに、実践でズドンと役に立つ図太いアドバイスを1つ。答練、模試、それにもちろん本試験の会場において、問題用紙と解答用紙を前に、頭が真っ白になるような設問に出くわしたと想定しよう。
「全然、わからない・・・」ということがわかる以外、ほぼ思考停止の状態で、まったく手が出ない。そんな難問にぶち当たったと考えてみよう。
いや、それがいわゆる難問だけとは限らないのだ。学習の過程で、たまたま見落としていた、ごく基本的な、初歩的な論点の場合だってある。とにかく、「自分には、できない・・・」と瞬間的に思ったとしよう。
そんな場合、どうするか? 「できるところから、ドンドンやっていく」「わからない問題は、飛ばす、後回しにする、思い切って捨てる」が原則なのだが、論述試験のように、「捨てたら、ハイそれまでよ」で不合格決定の場合、どうするか?
問題文に記されている専門用語の字面や響きには惑わされず、「一般常識」や「社会通念」に照らし合わせて、今一度、設問の内容をよく見つめ直してみるのだ。そこから、解きほぐしていく。手がかりを1つ、2つと拾い集める。あるいは、出題範囲とされているその学問の基本原理に照らし合わせる。
例えば、憲法なら人権保障、商法なら利害調整といった、大きな視点から考えてみるのだ。すると、まったく手が出ないと思い込んでいた問題の、基本構造が見えてくる。複雑だと思っていた様々な要素が、それほど複雑ではないパターンに従っていると分かってくる。
ここまで来れば、後は何とかなる。力ずくで解答を引き出してやれば、模範答案とまではいかなくても、合格を狙える点数は稼げるのだ。
本日も、ブログ記事を読んでいただき、ありがとうございました。少しでも、プラスになられた方は、ぜひ以下のバナーをクリックしてください。
あなたの1クリックは、私が記事を書く、大きな原動力となります。また、明朝4時に、「成川豊彦日記」でお会いしましょう!
なお、午前4時更新の「司法試験・予備試験ブログ」は、司法試験・予備試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
———————————————
【正しい日本語の書き方】
「どのように書けば、よいか」 「説得力のある文章の書き方とは」
読者の皆様の要望に応え、スクール東京では、 このたび「正しい日本語の書き方」を出版しました。
(Discover〈ディスカヴァー〉より、定価1,500円〈消費税別〉)
文章の書き方のノウハウ満載です。 書店やネットで、ぜひ、ご購入を。
【成川豊彦の関連ホームページ】 ● 成川豊彦オフィシャルサイト「合格の森」※成川先生の「元気が出る動画」が満載! ○ 司法試験・予備試験専門の個別指導予備校「スクール東京」 ├ お悩みやご質問は、お気軽に「成川先生へのメール」まで。 └ 全国どこでも、講演に駆けつけます! お気軽に「成川先生・講演のご依頼」まで。
【司法試験・予備試験の個別指導校「スクール東京」のおトク情報】 ● メールマガジン登録 ● フェイスブック ● ツイッター
この記事へのコメントはありません。