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平川先生の小論文講座72―日本医科大学2016年度―

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[今回の過去問]
日本医科大学2016年度 目標60分

再生医療が注目を集めている。下の写真は、ネズミの背中で再生したヒトの耳である。再生医療について思うことを600字以内で述べなさい。
(原文には、「背中にヒトの耳を再生したネズミ」の写真が図示されています。編集の都合により、省略しました)

【これまでの話】
前回から、最近ニュースでも、よく伝えられている再生医療を扱った日本医科大学の問題を検討しています。

[第72回]

「早速、答案を作成」

A子 「今週も、よろしくお願いします」

平川先生「こちらこそ。前回、『再生医療』の定義を押さえ、今後の医療の道を開く画期的な治療
    法ではあるが、同時に重大な問題も招きかねない点の指摘をしました。今週は、その
    議論を踏まえて答案構成(答案の柱)を整理してみましょう」

A子「はい、出題は『再生医療について思うこと』という問題なので、まず、この治療法の定義を
  述べます。そして、『再生医療』の持つ課題2つを指摘します。第1は、病気になりやす
い体質それ自体も『再生』してしまい、治療にはならない危険性があるという点。
第2に、受精卵の利用ということから、一種のモンスターを作る可能性があるのでは、とい
う点を提起します」

平川先生「そうですね。設問に図示してある『背中にヒトの耳を再生したネズミ』の写真は、A
    子さんが2点目に上げた、ヒトの受精卵すなわち、ヒトとして萌芽(芽生え)を人為的に
    改造することになりかねないということを示唆しているのでしょう。
     では、今回は600字と、比較的短い答案です。早速書いてもらいましょうか」
 
A子「えっ、今すぐにですか(予想外の展開に、驚いた様子)」

平川先生「ええ、もうそろそろ時間を意識して、書く練習をしてもよい時期です」
 
A子「はい、分かりました(少し焦っているので、声が震えている)。早速やってみます」

(しばらくして、以下がA子さんの書いた答案です)

 再生医療とは、患者自らの細胞を再生して、病んだ部分を治癒する方法をいう。
臓器移植は、あくまで提供者の『死』が、前提である。それに比べて、患者自身の細胞を使って対処するこの方法は、安価で安全性も高い。将来的には、日本国内ばかりでなく、海外でも広く普及することが予想される。経済的にも大きな発展が見込める画期的な治癒方法である。
2014年以降、政府もiPS細胞の研究を中心として、再生医療で世界をリードしようと、まず整形外科の分野で、骨折や軟骨の治療などを進めている。患者自身の細胞を使うことで、この治療法は、臓器移植と異なりドナー(臓器提供者)のあるなしに関係なく行える。そこで、この方法は、安全面ばかりでなく、人道的にも高く評価されている。
もっとも、全く問題がないわけではない。再生医療が今後、大きく発展する上で乗り越える課題が2つある。
第1は、自身の細胞を使うということで、例えば患者がガンだった場合、再生細胞を使ったとしても、もともと病気になりやすい遺伝子があり、体質的に発病しやすいことである。そこで、いくら病人自身の細胞を使ったとしても、それ自体に問題がるので、再発する可能性が高い、ということである。
第2に、人の受精卵を使う場合もあるので、人そのもののあり方まで変えることにつながるのではという、倫理的な問題も残っている。
 以上から、再生医療は、その研究が今後の医療において期待されるとともに、慎重に進める必要があると、考える。(562字/600字)

平川先生「短時間に、よくまとめ上げましたね。力をつけているじゃないですか」

A子「そうですか。先生に褒めていただいて、うれしいです。すぐに書こうとはせず、まず答案構
成をメモしてから、書きました」

平川先生「そうです。それでいいんです。『急がば回れです』 。時間がないときほど、ゆっくり
確実に。基本に忠実にですよ。分かってきましたね。A子さん」

A子「はい(嬉しそうに、微笑む)」

平川先生「ただし、いくつか改善すべき点もありますね。何でしょうか。分かりますか」

A子「えー、うーん、何だろう。分かりません」

平川先生「もう1度、問題文を見てみましょう。気づきませんか」

A子「あっそうか、ネズミの背中に人の耳の形の細胞がある気持ち悪い写真について触れていな
  いことですね」

平川先生「ええ、おそらく本番では、A子さんの答案は、写真に触れなくても他がしっかりと書
    けているので、十分に合格だったでしょう。でも、少し厳しすぎるかもしれませんが、
    来年医学部に絶対合格を目指すあなたにとって、出題者の意図を完全に汲み取る練習は
    不可欠じゃないでしょうか」

A子「はい、先生のおっしゃる通りです。まだまだですね(ため息をつく)」

平川先生「そんなことはありませんよ。その素直さが、A子さんのいいところです。それでは
どう写真を取り扱うか検討しましょう、と言いたいところですが、今日もそろそろ時間
   となりました。これぐらいにしましょう」

A子「はい、来週も、よろしくお願いします」

平川先生「こちらこそ、よろしくお願いします」

【今回のポイント】
「準備は徹底的に」
 「模試は、本番の様に。本番は、模試の様に」かつて、大学受験で、こんな言葉が流行ったことがありました。普段からの準備は徹底しすぎるぐらいに、しましょう。今回の日本医科大学の問題文には、少し気味の悪い写真が掲載されています。もちろん、出題者の趣味で出ているのではありません。出題意図があります。その意図は何か、漏らさず検討する、その姿勢こそ、合格につながります。
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