ビジネスの本質

情けは、人の為ならず!

名古屋で就活をしている女子大生の話。苦戦を強いられている彼女は、その日、6社目のダメを食らって、しょぼんと落ち込みながら帰宅するところだったのだが、ふと顔を上げて見ると、道端に70歳前後の白髪の男性が体を折るようにうずくまっている。驚いた彼女は、あわてて駆け寄って、「大丈夫ですか?」「どこか痛みますか?」「救急車を呼びましょうか?」と寄り添いながら声をかけ続けた。「家の者に連絡を取ってほしい」という老人の頼みを聞いて、「お迎えが来るまで、一緒に待ちます。このままでは帰れません」という彼女に、老人はていねいに感謝の言葉を述べた後、「あなたは、何をしている人かな」と穏やかな調子で尋ねた。金融関係の職に就きたいのだが、なかなかうまくいっていないこと。「自分には向いていないのかもしれない」と最近、弱気になっていることなどを彼女が話しているうちに、家人が車でやって来て、「このお礼は、後日、必ず」と彼女の電話番号を聞いて、その場は別れた。
さて、翌日の午前中のこと。老人から早速、連絡があり、改めて感謝の言葉があった後、次のように切り出された。「ときに就職の件ですが、大手の銀行でなくても、いいのかな?」。
「?」と思いつつ、彼女が素直に「ハイ」と返事をすると、地元のある信用金庫の試験を受けてみなさいと老人は言う。彼はそこの会長だったのだ。「たぶん、何も心配はいらないと思いますよ」という会長の言葉通り、彼女は一発で内定をもらえたそうです。
こんなウソみたいな話がある世の中、まんざら捨てたものではない!
【合格方法一本勝負!】
Q:電車のなかで勉強をしている人を見ると、うらやましくなります。私はなかなか集中できなくて。(行政書士志望・埼玉県Nさん)
A:あきらめないで、慣れるまで続けて! 「動く書斎」を自分のものに!

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