民主党が歴史的な政権交代を果したおかげで、最近なにかと政治・政治家が注目されるようになったが、わしは以前から気に食わないことが1つある。本当は1つどころの話ではないが、「テレポリティクス」と呼ばれるように、テレビが良くも悪しくも、政治・政治家のイメージづくりに欠かせない昨今、特に気に食わないのだ。
それは、「インタビュアーの質問をはぐらかし、まともに答えない政治家が非常に多い」。
どれくらい多いかというと、10人の政治家がいるとしたら、まともな受け答えをする人は、ゼロ。100人いて、やっと2、3人というところだろう。「言葉が命」といわれる政治家が、真摯なコミュニケーションを避けていて、どうする!国民をバカにしているのと同じではないか!!
・・・と、わしの怒りはおさまらず、フラストレーションがたまる一方なのだが、冷静に考えてみれば、非は政治家だけにあるわけではない。簡単にはぐらかされるような質問しかしない、マスコミ側も悪いのだ。
政治家の立場からすれば、バッシング大好きのマスコミに言質を取られまいとして、慎重になるのは当然のこと。また、自分1人の考えで事が運ぶわけではないから、好き勝手なことを言えるわけもない。それでも、政治家の固いガードを突き崩していくのが、マスコミの仕事のはずだ。なのに、涼しい顔で受け流されるような、予定調和の質問ばかりしていて、どうする!政治家がグッと言葉に詰まって、それでも今、これにきちんと答えなければ・・・と思わせるような、鋭い質問をしなければいけないのだ。
テレビのニュースやトーク番組がどうしても茶番に見えるのは、政治家とマスコミの双方に、ギリギリのやりとりをしているという緊張感が欠けているせいだろう。マスコミも、国民をバカにするでないぞ!
<人生一本勝負!>
Q:特に目標といえるものがない毎日なので、とりあえず資格でも取ってみようかと思っています。こんな動機ではダメ?(会計系志望/東京都Iさん)
A:きっかけは、何でもOK!