マスコミ志望の男子大学生のお父さんと受験懇談をしたときのこと。このお父さんもWセミナーのマスコミ講座出身者で、わしの教え子。業界に身を置く彼は、最近の新聞記者の質の低下を大いに嘆いていた。ライバル社同士の記者が、ケータイで情報交換する「護送船団方式」がまかり通っているというのだ。こうすれば、他社にスクープをさらわれる「特落ち」を避けられるからだ。その一方、現場に足を運んだり、関係者の間を走り回っての取材活動には、実に消極的。その理由は、「近頃は、個人情報について、みんなうるさいから」。
「完全に、自らの職業を自己否定しているようなものです」と苦笑まじりでため息をつくお父さんは、それでもマスコミ志望の息子のことが心配でならないという。
<人生一本勝負!>
Q:病気入院しました。不自由になって思ったことは、「仕事と勉強がしたい!」。(司法書士志望/東京都Sさん)
A:ときどき痛い目に遭うのも、いい薬になる。今の気持ちを忘れずに!