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アナログこそ、王道!

現行司法試験をはじめとして、わしは受験生からの求めに応じ、様々なゼミを組んでいる。すると、受験生本人や親御さんから、「やっと本物の先生に出会えた」「ちゃんと正面から向き合って、教えてもらったのは初めて」などと感謝されることが多い。このことは以前にも書いたかもしれないが、「本物であるためには、特別なことは要らない。自らがやるべき仕事を全うするだけでいい」という結論の他に、大事な論点があることに気づいたので、追加しておく。
それは、「体感の大切さ」である。
現在の教育システムでは、教える側も教えられる側も、マス教育が当然だと思っている。あるいは、パソコンやOA機器を使うこともあたりまえだと思っている。つまり、合理性と利便性の上に、教育が乗っかっているわけだ。ところが、教育本来の目的は、現在の合理性や利便性を享受することではない。次なる合理性や利便性を生み出す素地を作ること、そのために物事の本質を掴み取る力を養うことにある。そのためには何よりも、「体感すること」が重要なのだ。単なる情報処理だけでは、いい勉強はできない。教える側も教えられる側も、学習内容を手っ取り早く消化することに慣れてしまった状況では、本物の勉強はできないわけだ。
小人数のゼミでは、先生と生徒の距離が物理的に縮まるというだけではなく、双方の学ぶ姿勢が比較できるくらい縮まる。受験生はわしが準備してきた資料を直接、見て、わしも受験生が作りつつあるサブノートを直接、見る。難しい論点の場合は、眼前の紙にお互いの理解や意見を書き込んで、議論する。そこでの生のやり取りは、通信・視聴覚システムからは抜け落ちてしまう「体感」そのものなのだ。
わしは便利なものを否定するつもりはさらさらないが、学ぶこと自体は、いつの時代もアナログだと確信している。時間をかけて体に染み込ませていくという意味において、アナログなのである。
毎日、5時間は勉強しているが、「決して、受験生に負けない」と自分を奮い立たせている。
<人生一本勝負!>
Q:イチローは「好きなものしか食べない偏食」だそうですが、先生的にはOKですか?(不動産鑑定士志望/愛知県Dさん)
A:おそらく、好きなものの中に、必要な栄養素がバランスよく入っているのだと思う。だとすれば、好きなものだけを食べるほうがいい。

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