もうすぐ定年を迎える、高校の女性教師から聞いた話。彼女は、小生の教え子である。40年近く、たくさんの生徒たちを送り出してきたわけだが、高校卒業後も接触の機会があった子どもたちに限って言うと、「35歳」が1つの節目だと感じるのだそうだ。一人前になれる人は、「35歳」までに自分の目標をキチンと見定めて、そのための努力に集中している。一方、あまりパッとせず、鳴かず飛ばずで終わる人は、「35歳」を過ぎてもまだ、「あれをしたい」「これもやりたい」と目移りして、腰が定まらないという。30歳後半にもなって、「自分の可能性は、もっと違うところにある」「もっと、いい仕事をしたい」などといっている人に、成功した人は皆無なのである。
「何歳になっても、自分の可能性をいろいろな方面に求めるのはいいことだと思いますが、1つのことに賭ける勇気や情熱がなければ、人はたいして力を発揮できない。そう感じます」と彼女。
勉強でも仕事でも、限定することがいかに大切か。現場からの報告でした!
<人生一本勝負!>
Q:「住宅ローン50年」って、ちょっとやり過ぎでは?(宅建志望/東京都Dさん)
A:「数字の辻褄合わせ」といった観はある。