昨日、「合格や成功を目標としながら、基本をないがしろにしている人たちが、驚くほど多い」と書いたが、その原因は、「横着さ」にある。楽をして、いい目を見たいという、人の心にあるのだ。
これは、当然といえば当然のこと。誰しも、そう考える。人間の本性に備わっていると言ってもいい。文明の発展は、「楽をしたい」という気持ちに支えられてきたことを、誰も否定できないだろう。
つまり、多かれ少なかれ、人は横着な怠け者なのだ。ところが、受験やビジネスといった一定の競争原理が働く場では、横着さの度合いが、人生を左右するほどの決定的な差異を生む。ちょっとだけ横着な人が、合格や成功を手に入れ、たくさん横着な人は、何も得ることができないのである。
わしが常々、「人が持って生まれた能力には、それほど違いはない」と言っているのは、まさにこの意味においてだ。「やれば、できる!」の真意は、ここにあるのである。
<人生一本勝負!>
Q:よくよく考えてみると、「寝ている時間」と「働いている時間」が、生涯の大部分ですね?(行政書士志望/熊本県Eさん)
A:だから、その両方を大切に!