受験勉強をしていると、「どうしても、わからないこと」に出食わすケースがある。テキストを何度読み返しても、先生や講師に質問して説明を受けても、今ひとつピンと来ない。そんなことが、ごくたまにあるのだ。
勉強している人にとって、わからないことほど気持ちの悪いものはない。「本試験で出題されたら、どうしよう……」という不安もある。しかし、わからないことは、わからないのだ!いつまでも関わって、貴重な時間とエネルギーを費やすよりは、その他多くの、出題の大部分を占める基本事項の理解を強化したほうがいい。そのほうがはるかに合格可能性が高まるからだ。
バランス感覚を欠いた完璧主義は、受験勉強では命取りになる。やれるだけやって、それでもわからないなら、潔く捨て去って、二度と顧ない。短期合格には、そんな勇気も必要なのである。
わからないことは、捨てよ。100点をとる必要はない。
<人生一本勝負!>
Q:グローバル化の実感が不況の痛みによってもたらされるとは……。(不動産鑑定士志望/兵庫県Uさん)
A:確かに、皮肉ではある。