新聞、雑誌やテレビなどマスコミの報道では、「勝ち組/負け組」「セレブ/下層」「富裕/貧困」「合格者/不合格者」など、劇的効果を狙って世間を二分するような表現が使われることが多い。ところが、現実の多くを占めているのは、「中間層」である。ありふれた様々な問題に直面し、改善が期待され、日本という国の礎となり、柱となっているのは、両極端の少数派ではなく、真ん中にいる大多数なのだ。だから、わしは自らのビジネスを通じて、「中間層」を手厚く応援したいと思う。向上心を保ちながら、自立した生活をキープするよう、日々格闘している彼・彼女たちに、勇気と希望を少しでも感じてもらいたい。これは40年ほど前、実学の確立を目指したわしの初心であると同時に、2009年に懸ける抱負でもある!
そうそう、今年の元旦もわしの事務所で「中間層」からの相談を受けたところである。
<人生一本勝負!>
Q:調子が良ければ、「ダイナミズム」ともてはやされるも、調子が悪ければ、「脆さ」と「残酷さ」をアッという間に露呈する。市場主義はいいとしても、それを原理とすることには、やはり問題があるのでは?(宅建志望/千葉県Mさん)
A:原理にしていいのは、「自助努力」だけ!