昨年の夏頃だったと思うが、国から支給される「奨学金」の返済延滞が増加しているという報道があった。2007年度末の集計で、返済が3ヵ月以上滞っている合計金額は、2253億円(元金残高ベース)。これだけのお金があれば、将来、一体どれだけの人たちの助けになることか。善意の制度を機能不全に陥れ、奨学金そのものの在否を問いかねない、大きな金額である。
厳しさを増す不況にあって、2009年はさらに返済のペースが鈍ると予想される。しかし、である。だからこそ、だ。奨学金によって「恩」を受けた人はもちろんのこと、学ぶ意欲がある人たちを何とかサポートしようとする側も、踏ん張り所なのだ。無い袖は振れないのはたしかだが、「できる限り、返済する」「できる限り、援助する」という姿勢を失わないことが、現在の日本の危機を打開する基盤となる。わしは、そう考えています。
「恩」を裏切ると、バチが当たる!
<人生一本勝負!>
Q:イスラエルによるパレスチナへの空爆や地上兵投入は、「戦争犯罪」ではないのですか?(行政書士志望/愛知県Hさん)
A:世界中の多くの人々が、あなたと同じように感じていると思う。