詐欺の疑いで逮捕された音楽プロデューサー・小室哲哉さん。所有していない著作権を売り渡すと言って、投資家から大金を引き出した罪を問われている。90年代の国内音楽シーンを象徴する時代の寵児の転落に、マスコミは騒ぎ立て、多くのファンは悲しい思いをした。音楽業界にとどまらず、国連薬物統制計画の親善大使や大学の特任教授など、社会的責任の大きなポジションを歴任したこともあって、そのインパクトは強い。人の儚さ、金銭の儚さ、夢の儚さを思わせる出来事だ。
「しかし……」と、わしは思うのだ。一過性のブームに乗って功を成したまま終わるよりも、小室さんはより人間的に成長できる機会を天から与えられたのではないか、と。頂点に上り詰める歓喜と、落伍して地に叩きつけられる痛みをともに知る者は少ない。今回の事件の教訓が、小室さんの今後の生き方に反映されることを願っています。できれば、音楽のかたちで、人々の心に届くように、贖罪の後の再起を希望します!「くやしさだけが、自分を強くする」。
<人生一本勝負!>
Q:先生は、2009年をどんな年にするおつもりですか?(地方上級志望/札幌市Mさん)
A:生きるに価する年!