AFPの勉強を始めようと、受講相談にやって来た33歳の女性。彼女はバツイチで、4歳になる息子がいるのだが、派遣社員として、空港のお客様案内係で働いている。ある日、同じ年齢くらいのイケメンがカウンターにやって来た。彼女はそのとき、まるで気がつかなかったのだが、周囲でヒソヒソ話をしていた同僚の女性たちから後で話を聞くと、けっこう人気があるタレントだという。彼女は「へえー」と思って、さして気に留めていなかったのだが、3日もしないうちに、また例の彼がやって来た。
「やっぱり、芸能人は移動が多いんだな。たいへんな仕事だな」と内心で思いながら、彼女はいつものように笑顔でていねいに応対していたところ、いきなり食事に誘われた。びっくりしつつも、そう悪い気はしなかったが、仕事と子育て、それに資格取得の勉強も考えていたので、やんわりと断ったのだが、その後の攻勢がすさまじかった!
ロビーのベンチに1時間も2時間も座って、じっと見つめている。空港の駐車場の車の中で待ち伏せをする。会社のお客様お問い合わせ係に、電話やメールを寄越して、彼女を名指しする……完全なストーカーである。
「タレントさんは忙しいと思っていたのに、よくもまあ、こんなヒマがあるもんだと感心しちゃいました」と彼女。
ストーカー行為は1ヵ月ほど続いたが、その後、ピタリと止んだという。実害はなく、周囲のみんなは面白がっていたので、あわてて警察に届けなくてよかったと、寛大な彼女は申しております。
<人生一本勝負!>
Q:司法書士と行政書士、どちらを受けようか、迷っています。(埼玉県Kさん/男性27歳)
A:「とりあえず、資格でも……」では動機が弱い。合格した後の自分の姿をトコトン、イメージして、「やりたい仕事」をド真ん中に据えて、挑戦する試験を決めよう!