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だから、制度は関係ない!

「ロースクール難民」という言葉まで出始めた。「修了者の7割が有資格者になれる」本当は、はじめに合格者があるというのはおかしいのだが・・・・というふれこみだったが、実際は3割程度しか合格できず、あぶれた格好の人たちが急増しているからだ。数百万円の学資がかかることを思えば、「ほとんど詐欺」と言いたくなる受験生の気持ちもわかる。お金の問題だけではない。「多様な人材を法曹に迎え入れる」という理念に応えるため、キャリアを中断して勉強に励んできた人たちも大勢いるのだ。文部科学省と法務省による制度設計のまずさが、受験生の人生設計に悪影響を及ぼしつつある。
これを不条理な問題点と捉え、改善の動きが活発化することはもちろん期待していい。当局側には、その責任があるからだ。しかし、真の当事者である受験生は、制度が良くなることに期待し過ぎてはいけない。ましてや、不合格になった理由を制度のまずさに求めてもいけない。良きにつけ、悪しきにつけ、「条件は同じ」という事実を受け入れることによってのみ、公正な競争が成立するからである。
さらに言えば、法曹は、世の様々な不条理と真正面から向き合うことを使命とする。受験生にも、その心構えが必要とされるのだ。裁判官・検察官・弁護士を目指す人たちは、「戦いはすでに始まっている!」と思って、勉強に励んでほしい。
実力があれば、だれでも合格できるのだ。
<人生一本勝負!>
Q:オバマ大統領の誕生によって、アメリカは変わるでしょうか?(社労士志望/静岡県Mさん)
A:すべては、変わる!あなたは、良く変われ!

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