ここ数年で、一気に広がってしまった「食への不信」。自然食、スローフードやエコロジーの流行にちょっと遅れて、爆発的に蔓延したのは、何とも皮肉な事態だ。それとも、膿を出しての回復への兆しと見るべきか。いずれにしても、大量生産・大量流通・大量消費・大量廃棄の図式が限界に近づいていることは、間違いない。生産者にも、販売業者にも、ユーザーにも、新しい賢さが求められているのである。悪戦苦闘しながら、自然食ショップ&レストラン<ライフリー>を運営してきたわしにとっては、おなじみのテーマなのだが、まだまだ「正解」には至っていない。自信をもって勧められるものだけを厳選しているが、「これでいいか」と適当なところで見切りをつける気にならないのだ。
「商品として、もっといいものがあるはず!」。
「ビジネスとして、もっとうまい方法があるはず!」。
この2つの思いがある限り、ライフリーはやります!
「食は、自分を作る」------。
<人生一本勝負!>
Q:「モンスターペアレンツ」や「クレーマー」といった言葉を生み出したり、使ったりする感覚。先生は、どう思われますか?(司法書士志望/大阪府Tさん)
A:「被害」を被る当事者が、「やっかいな人たちが多いなあ……」と、半ばあきらめ顔で、でもユーモアを忘れずに使うのはいい。でも、言葉が一人歩きして、問題を軽視するようになるのは困る!