<60歳合格ゼミ>に参加して、不動産鑑定士の勉強をしている方から聞いた話だ。タイトルをつけるなら、「定年後、年金以外に、月50万円の収入を得る方法」。友人の男性が実証済みだという。
やり方は、いたって簡単。働いていたときに知り合った会社のコンサルタントになればいいのだ。面倒見をよくして、自分の知識やノウハウをていねいに教えたり、人を紹介したり、その会社のためになるような発展的なダメ出しチェックを、誠心誠意、やる。1社につき顧問料が月15~20万円として、2~3社と契約すれば、月に50万円は十分に可能なのだ。
ところが、これができる人は、ほとんどいない。原因は、3つある。
1. 「ぜひ、うちに!」という信頼感を、相手から得られない。得られるような仕事をしてこなかったせいである。
2. 他人に教えられるほどの知識・ノウハウの蓄積がない。何十年も仕事をしてきているのだから、何もないわけはないのだが、常に問題意識を持って、意識的な改善を積み重ねていないと、自分の経験を体系化・情報化できない。そのため、効果的に伝えることができないのだ。
3. 自分の経歴や年齢にこだわって、「相手のために、尽くす」という平身低頭の基本姿勢を忘れてしまう。特に、名のある企業に勤めていた人が、ほとんど知られていないような会社に入る場合に、顕著だ。人は年を取るとどうしても、自分自身の狭い価値観にしがみつき、それを周囲に押しつけてしまうのである。
50~55歳になったら、以上3点に注意して、定年後に備えるとよいだろう。ポイントは、再スタートではなく、「新たなスタート」であることだ。
「人は、長く生きるかいがある!」と、周囲も自分も納得させられるように、がんばろうではないか!
<人生一本勝負!>
Q:「簿記と宅建は、社会人の教養」とのことですが、どちらから始めればよいでしょうか?(東京都Yさん/女性19歳)
A:「会計」と「法律」、興味がわくほうから手をつければよい。6月24日(日)には、東京本校で、宅建<2ヵ月スーパー合格講座>のガイダンスサポートにわしも参加するから、時間があれば、ぜひ!