チベットの人権問題、都市部と農村部の激烈な格差、それに日本で多発している食品への農薬・殺虫剤混入などで、最近めっきり評判が悪い中国だが、だてに四千年の歴史を積み重ねてきたわけではない。今日から4回にわたって、中国との出会いが人生を大きく変えたという医師・帯津良一先生のお話を紹介しよう。
ガン治療を中心に、現役バリバリの外科医として活躍していた帯津良一先生に転機が訪れたのは、44歳のとき。食道ガンの権威とされる中国人医師・黄国俊の論文に、「5年生存率20%」と記されているのを目にしたときだった。当時の日本では、15%にやっと届くかどうか。帯津先生は、どんな治療法がなされているのか興味をかき立てられ、すぐに中国へ飛んで、黄先生の病院や周辺の医療施設を訪問したという。
【教訓その1】
心動かされることがあったら、すぐに現場へ行って、自分の目と耳で確かめろ!
<人生一本勝負!>
Q:数十年前までは、社会に露骨な差別にさらされていた黒人が、今では大統領候補に。アメリカには悪い面もありますが、歴史的なダイナミズムを感じさせる良いところもありますよね?(宅建志望/埼玉県Mさん)
A:人の多様性が生み出す力に満ちているのは確か!