受験相談の際、「合格率が数パーセントしかない」と聞かされた途端、「自分にはムリ!」と、あっさりあきらめてしまう人がいるが、勘違いしてもらっては困る。試験とは本来、そういうものなのだ。
「100人のうちから、優れた人材を10人以内で選抜する」。目的論から言えば、これがテストの本質である。特に、他人の生命や財産といった重要な事柄に深く関わる資格試験の場合、仕事の責任の重さに比例して、狭き門であることは、当然すぎるほど当然なことなのである。
価値あることを目指すなら、1ケタ台の合格率にビビるな!
たとえ1,000人に1人、10,000人に1人の確率でも、自らの行く道と信じたなら、迷いなく進め!
意志ある限り、合格率(成功率)は決してゼロにはならない。
やる気さえあれば、クリアできない試験など、この世にはないのだ。
なお、100人のうち10人以上、合格する試験は、ランクが低すぎるものである。通常、わしがいう試験は、合格率が1ケタのものなのである。
<人生一本勝負!>
Q:メジャーリーグにおける、今年の日本人選手の成績を見ていると、「近くなったようで、まだまだ遠いのがメジャーの世界」だと思うのですが……。(行政書士志望/東京都Sさん)
A:ようやく、「挑戦する機会を得た」という段階だろう。