このほど、麻生太郎氏が自民党の総裁に選出され、総理となったが、安倍・福田と続いた「1年程度の交代劇」にあきれている人も多いだろう。どんな政策を実行するにしても、おおざっぱに言って、「準備に1年」「実行の効果を見極めるのに1年」「修正や改善に1年」と、計3年はかかるからだ。1年程度で辞めてしまうのは、無責任というより、無能力の証でしかない。準備期間さえ耐えることができないようでは、「器ではなかった」と言われても仕方ないのだ。
「最近の政治家は、ひ弱になった」とよく聞かれるが、自らが地盤を築き上げ、派閥の親分として大勢の支持者の面倒を見てきたわけではない2世、3世が多いようでは、無理からぬところか。いつの世も、きれいごとだけでは済まない政治の世界で実を上げるには、目先の損得勘定だけでは動じない「叩き上げの根性」が必須だとわしは思っています。
2世、3世でも、心は「叩き上げ」である。
<人生一本勝負!>
Q:人間、いくらかは知的になったとはいえ、ロクに寝ないで、ロクなものを食べていないと、気持ちや行動が荒んでしまいますね?(司法書士志望/東京都Sさん)
A:どんなに高等であるにしても、ヒトが動物であることに変わりはない!