43歳の主婦の方から、受験相談を受けた。4つ年上の夫との間に小学生の息子が1人いる。子どもを引き取って早く離婚したいので、自立できる資格を取得したいという。目標は、司法書士。「普通の人が抱える法律実務の問題で貢献しながら、息子を一人前に育てたい」と彼女はやる気満々だ。
「その意気やよし!」と、わしは親身に話に乗ったのだが、やはりどうしても気になった。なぜ、旦那さんと別れたいのか?その理由は、次のとおりである。
「主人は日本酒、それも冷酒が大好きで、いつもお気に入りの銘柄を冷蔵庫の扉にあるポケットに入れています。場所は、すぐに取り出せるよう、一番前が定位置です。私としても、彼の楽しみを邪魔するつもりはありません。ところが、冷蔵庫の中身の都合で、定位置からちょっとお酒の瓶を動かしただけで、主人は、『なぜ、動かすのだ』と烈火の如く怒るのです。普段はわりと温厚なほうですが、このときばかりは、私の人格を完全否定するようなことを平気で口走ります。結婚生活は15年になりますが、これ以外にも気があわないことがいろいろあります。もうホトホト愛想が尽きました」。
勉強を始める動機やきっかけには色々なものがあるが、何だって構わない!本人に現状を打破する気概さえあれば!
わしは、そう考えています。
<人生一本勝負!>
Q:農薬やカビに汚染された事故米の問題でもそうですが、いい加減な仕事をする取引先に、知らず知らずのうち、お客様や社会の信頼を裏切る片棒を担がされる関係者は、本当にお気の毒です。どうにかならないものでしょうか?(簿記1級志望/千葉県Sさん)
A:「自分だけは、絶対にしない!」という気持ちを、1人ひとりが強く持ち続けるしかない。