秋葉原無差別殺傷事件では、犯人の男が犯行のために用意したダガーナイフが注目された。このナイフは両刃で、そもそも人その他の動物を効果的に傷つけることを目的として作製されており、「法的な制限がなく、誰もが簡単に買えること自体がおかしい。大問題である」との論点が提示されている。わしもまったく同感だ。国をはじめとした当局や業界団体は、速やかな対応を求められている。
しかしながら、現実の事態はより深刻なのではないか。わしはそう感じるときがある。仕事で使うわけでもないナイフ類を携帯している人が、少なからず存在するからである。わしの経験や人から聞いた話を総合すると、100人に1人は持っている。言い換えれば、日常的に、他人を殺傷する用意をしているわけだ。こちらのほうは、法的な規制が届かない。人の心を取り締まることはできないからだ。
犯罪行為はすべて、社会のマイナス面を投影したものである。負の感情に冒された人の心を変えていくもの、それはやはり人の心でしかないのではないか。わしはそう思っています。
<人生一本勝負!>
Q:いよいよ7月です!「夏場を制するものは、受験を制す」ですね?(外務専門職志望/埼玉県Eさん)
A:受験だけではなく、仕事も人生も制す!