社労士試験合格を目指す大学生や社会人で作っているゼミに呼ばれて、精神論の講義をしたときのこと。参加した若い人たちと話をすると、時々、回転寿司に行く程度で、魚はほとんど食べないという。食べるとしたら、肉。日本の若年層は、いつしか「肉食」になっているのだ。健康志向から、従来、肉食だった欧米で日本食が注目されている昨今、なんとも皮肉な現象である。
能力や品性などについて、日本人の劣化が嘆かれて久しいが、食生活の変化が、その大きな原因の1つだとわしは確信している。長い年月をかけて培われてきた伝統文化には、「最適化の知恵」が詰まっているのだ。表層的な流行や風俗でその知恵が損なわれると、必ず歪みが生じてくる。人体に直結する食の場合、その影響はダイレクトなのである。
<人生一本勝負!>
Q:米国大統領予備選の熱気と興奮には、ちょっと引いてしまいますが、「力のある民主主義」のためには、あれくらいのパワーが必要かも、とも思います。(司法書士志望/京都府Eさん)
A:「和を以って、尊しとなす」ニッポンにも、もっと積極的な議論や行動があってもいい!