圧倒的な資金力を武器に、他球団がうらやむスター選手をドンドン集めてチーム作りをするジャイアンツ。でも、あまり勝てない。決して強いとはいえない。そこが団体競技の妙であり、野球の面白さでもある。
素人目にも、「採算が合わないのでは」と心配になるが、まだまだ人気はある。他球団に比べて、あるほうなのだ。読売の広告塔として、ショーを観せる興業としては、セーフなのだろう。しかし、長期的には非常に心許ない、と言わざるを得ない。スポーツはやはり勝たなくてはいけないのだ。しかも現在では、ただ勝利するだけではインパクトが弱い。国内の一流選手が次々に移籍したおかげで、日本のファンはメジャーの魅力に目覚めてしまった。勝つにしても、高いレベルで勝つことが求められているのである。
かつて“球界の盟主”と言われ、自ら「紳士たれ」と言っていたジャイアンツ。恵まれた環境でハングリー精神を発揮することができるかどうか、正念場だ。
<人生一本勝負!>
Q:裁判員制度、大丈夫でしょうか?法曹の増員と、国民の参加が、「責任の分散」にならないか、心配です。(行政書士志望/男性27歳)
A:完璧な制度はない。腹を据えて、試行錯誤するしかないだろう。