夢を抱いて、実現する君よ！高齢者化、核家族化が進行中の我が国、日本。ここ数年、「後見人」という言葉をよく耳にされる方も多いだろう。老後、自身を見てくれる身内がいない人達が「弁護士」に自分の財産等の管理を依頼すると、弁護士がその人の「後見人」となる。この近年、依頼人の財産を「着服」「横領」して、弁護士が「逮捕」される事件が増えて来ている。先日も新聞で、依頼者から管理を任されている金銭を1800万円着服した弁護士が逮捕された記事が掲載されていた。
 わしは司法試験に携わって40余年になるが、このような記事を見ると胸が痛くなる。司法試験は医師試験と並ぶ、難易度の高い試験だ。その試験に合格するための勉強を指導させていただいている。決して、簡単に「合格」出来る試験ではない。受験中、彼、彼女らは、真剣に、一生懸命、勉強して合格を目指すのだ。そして、やっと「合格」出来て、法曹（弁護士、裁判官、検察官）になれる。旧司法試験の時代なら、受験回数10回目で、やっと、合格出来たという受験生も少なくない。それ位、大変な思いをして、やっとなれた「弁護士」という職業なのに、「後見人」として選任された、彼らが逮捕されるのは何故だろう。
 一言で言えば、「弁護士」業も厳しい時代なのだ。優れた弁護士は別であるが、わしの教え子の中にも、法律事務所の経営が厳しくなって来ている現状を聞く。だからと言って、「着服」は許されない行為だ。
 一般の人達は「弁護士」は偉い先生というイメージが強く、まさか、自分の財産等を着服するなんて予想しないであろう。「着服」、「横領」なんて、誰もがしてはいけないことだ。人として、社会人として、大人として許されることではない。依頼者を裏切る行為をしては絶対にダメだ。一生懸命、勉強して手に入れた資格を失い、人としての信用を失い、これからどうするのだ？？
▼夢を抱いて、実現する君よ！ 自分の努力で手に入れた「資格」の重みを忘れず、夢を絶対実現！！
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【合格一本勝負】
Q：そういえば、前都知事、逮捕されないのですか？（ロー・スクール生・東京都・合格ネーム Tさん）。
A：いつもの有耶無耶
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