夢を抱いて、実現する君よ！わしの大学時代の友人は、上場企業の役員を勤め、退職後も顧問として会社に籍を置いている。この友人から聞いた話を書く。就職活動の季節となり、就職するために学生が動き出している。友人の会社にも、就職試験のため、来社する学生が多くいるそうだが、今の学生は、ひとことで「弱い」と、彼は言う。面接試験で、
「入社の動機は、何ですか？」
と、尋ねると、
「親から勧められました」
と、平然と答える学生が結構、いるそうだ。線が細く感じる学生が多く見られ、
「この人材でうちの会社、大丈夫かな？」
と、不安になるそうだ。社会人として使える人材が少なくなって来ている、と切実に話していた。ゆとり教育の中で、のんびり育った学生がほとんどの時代だ。今、教育を見直す時期に来ているのかも知れない。問題は、どこにあるのか？
▼夢を抱いて、実現する君よ！先述した例では、「親から勧められた」、そこで終わっていることが問題なのだ。親の勧めに従うことが、問題なのではない。リオ五輪を観ていても、よく分かるだろう。アスリートの世界、あるいは芸事の世界では、親の勧めに従って始めたことで、成功を収めている人が多い。しかし、そういった人たちは、通常の社会人デビューの年齢では、すでに10年選手、20年選手だったりする。物心ついた頃から厳しい鍛錬を始め、自らの意志と技術に磨きをかけて来たのだ。大学生が就職を前にして、ただ「親が勧めるから」と言うのでは、現場が「頼りない」と思うのはもっともなこと。
▼夢を抱いて、実現する君よ！ 自分の意志をしっかり持って、夢を絶対実現！！
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