宅建の勉強をしている60歳の男性。会社を経営している彼は長年、胃腸の調子が悪く、「どうせ仕事のストレスのせいだろう」と、たかをくくって放っていたのだが、最近、同年輩が次々と病に倒れるのを見て心配になり、本格的な検査のため、ある国立病院を訪れた。そこで担当医になったのが、28歳のイケてる女医さん。清潔感があってキレイなのは見た目だけではなく、治療方針の説明も非常にわかりやすくて、論理矛盾がない。おまけに、笑顔を絶やさず、親切。彼は正直、びっくりしたそうだ。
「最初は、『こんな小娘に何ができる』と思っていたけど、いや、素人の浅はかさでした。くたびれたベテランよりも仕事への熱心さにあふれていて、どうせ体を預けるなら、若くて経験はそれほどないかもしれないけど、一生懸命やってくれる人に預けたい。そう思って、今は信頼しています」。
その気持ち、よくわかる。絶対のない医学だからこそ、医師への信頼感が結果を大きく左右する。わしはそう思います。
<人生一本勝負!>
Q:資格試験の勉強も仕事も、一定期間、真剣にやると、楽しくなってくるものなのですね? 32歳にして、ようやくわかりかけてきたように思います。(税理士志望/広島県Tさん)
A:「真剣さ」と「楽しさ」は切っても切り離せない。人間は元来、知的なので、真剣にやれることを面白いと感じるのだ!