ファストフードやファミレスなどの外食産業で、「名ばかり店長」が問題になっている。雇用サイドは、地位だけ与えてロクに権限を与えず、地位に見合った責任を強く要求するから、結果的に店長1人が、苛酷な労働にさらされる。サービス残業・休日出勤を通り越して、死に至る残業や勤務形態を余技なくされるというのだ。
わしは、社会人の存在意義は仕事にあると考えているので、そもそも残業や休日という観念があまりない。当人が望むなら、いくらでも働いたほうがいいと思っている。とはいえ、一般的な目安、あるいは法的な制限が必要というなら、これまでの経験から、「残業は、1日2時間以内」が限度だと思う。勉強でいうなら、1コマだけ余分にやる。それ以上やると、精神的にも肉体的にも破綻をきたすだろう。「名ばかり店長」は、外資系企業に顕著な権威主義・成果主義のゆがみと、日本人特有の人の好さが、不幸なかたちで結びついたものだ。
もしも、1日2時間以上の残業や休日出勤をいつも強いられるようなら、堂々と抗議し、聞き入れられないなら、「ダメだ、こりゃ」とあっさりあきらめて、辞めたほうがいい。がんばり方を間違えて、命を縮めるのは、本当にアホらしい!
<人生一本勝負!>
Q:世界遺産の数、多過ぎませんか?(不動産鑑定士志望/神奈川県Eさん)
A:どうだろう?ちょっと数えてみる。