夢を抱いて、実現する君よ！　「暗記中心の学習法では、合格は覚束無い」「特に、司法試験・予備試験、公認会計士試験や弁理士といった“大きな試験”には、通用しない」と、わしは口を酸っぱくして言い続けているのだが、暗記に走ってしまう人、暗記に依存する人、暗記でひとときの安心を得て、「自分は勉強している」と錯覚に耽る受験生が後を絶たない。なぜなのか？　理由の1つは、「自分が間違いを犯すのが、嫌だから」。“大きな試験”に挑戦しようとする人たちは、それなりに頭がいい。「自分はバカ」「絶対に無理」という自覚がある人は、そもそも受験準備をしようなどとは思わないものだ。ところが、この「それなりに頭がいい」が曲者というか、ネックになってしまう。間違えることを、恥かしいと思ってしまうのだ。だから事前に、間違えないように、正解だけを頭に叩き込もうとする。これが、暗記の正体である。わしに言わせれば、けちなプライドというか、了見が狭いというか、小手先の小賢しさというか。こういう人たちに、実務家と見込んで仕事を依頼する気になれますか？　わしは、ならないな。さらに、もう1点、暗記に偏る理由は、「なんだかんだ言って、そっちの方が楽だから」。ゲーム感覚の反射行動と捉えると、暗記は若者向きのスピーディーな学習法と言える。ところが、自分の頭でじっくり考える習慣が身についていないと、暗記は暗記したことだけで終わってしまう。調子に乗って楽だけをしていると、後々の広がりが得られず、却って苦労するのだ。結果的に、効率が非常に悪い。お粗末。
なお、午前4時更新の「司法試験・予備試験ブログ」は、司法試験・予備試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
夢を抱いて、実現する君よ！　鍛えるべきは、思考力なのだ。夢を、絶対実現！！
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