夢を抱いて、実現する君よ! 現在のニッポンを支え、来るべき未来に向けての牽引力となる中堅層、年齢で言えば30代から40代の人たちの中には、この国を捨てようとしている人たちが、少なからずいる。しかも、この傾向は、優秀な人材や独立起業の気概に溢れた人たちに、特に顕著なのだ。わしの周囲を見渡してみても、そう。知り合いの経営者たちや、取引先の人たちに聞いてみても、そう。本気でいい仕事をやりたがっている人たち、いい仕事をしてそれに見合った評価や収入を得たいと考えている人たちは、日本脱出を目論んでいるのだ。「官にしろ民にしろ、保守的な色合いが強く、思い切ったアイデアを試すことができない」「がんじがらめの規制が、多過ぎる」「法人税が、バカ高い」「働く者の仕事とプライベートの区別をあいまいにして知らぬ存ぜん、会社の利益や都合しか考えないサービス残業が横行している」「業務の内容に直接関係のないしがらみで、物事が決まったり決まらなかったりする」などなど、理由は様々なのだが、本気度の高い人たちから見れば、わが国の労働市場はさほど魅力的ではないわけだ。わしの感じでは、この傾向、平成の世になってから徐々に顕在化し始め、今では確固たる1つの流れになっている。数の上から言えばもちろん、その存在はマイノリティーなのだが、人材としての質が相対的に高いだけに無視することはできない。「多大なる社会的損失」と認識すべきだろう。国を捨てる、後にすることは、日本国憲法に明記されている通り、個人の自由であり、手厚く保障された権利の1つ。わしとしては、「好きな所へ、ドンドン出て行けばいい!」とエールを送りたい一方、財政問題などでニッポンの国力がジワジワと地盤沈下を起こすように弱くなっていくのは、見ていて忍びない。
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夢を抱いて、実現する君よ! 君は未来を、何処に見ている? 夢を、絶対実現!!
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【合格一本勝負】
Q:日米首脳会談。オバマ大統領の方が役者が上でしたね。(ロースクール生・北海道Kさん)
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