夢を抱いて、実現する君よ！　第二次世界大戦が終結したのは、1945年（昭和二十年）。あれから70の歳月が過ぎ、3歳だったわしも、ちょっと油断すると「おじいさん」と見られ、呼ばれてしまう年齢に。それはそれで、わしにとって大きな問題の1つなのだが、今日はマクロの視点から、ニッポンの歩みを考えてみよう。敗戦からの復興、高度成長期、バブルに浮かれ、弾けて、ちょっとガタついたが、それでも先進国としての地位は保っている。中国や韓国の一部には異論があるようだが、「安全で、快適で、人は穏やかで親切。仕事振りは非常に真面目」と世界中から評価されている。ザッと見渡してみれば、大したものなのだ。「自己評価は、評価にあらず」が持論のわしだが、ニッポンの先輩たちのがんばりは素晴らしいと思う。お父さんたちは地道に日々の仕事の励み、お母さんたちは一生懸命、家庭を守り、子どもたちを育てて来た。点数をつける立場ではないが、「本当にありがたいことだ」という気持ちから、100点満点だ。ただ、わしの職業柄か、どうしても看過できない問題点がある。それは、教育の根本に関わっている。わが国の教育方針は、ずっと「暗記中心」であり続けてきた。「暗記90％で、理解10％」が実情だ。それは、今も現実だ。わしが長年にわたって携わって来た司法試験・予備試験の世界でも、判例や条文の丸暗記が良しとされている。横行していて、なくならない。予備校もロースクールも受験生も、止めようとしない。結果、情報処理能力に長けた暗記人間を輩出することはできるが、変革や改善に必要な創造力が養われない。それは、身近なところでは、立場の異なる相手の事情や気持ちを汲み取れる、思いやりに満ちた想像力につながるものなのだ。
なお、午前4時更新の「司法試験・予備試験ブログ」は、司法試験・予備試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
夢を抱いて、実現する君よ！　根本的に変える時期だと思う。夢を、絶対実現！！
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