夢を抱いて、実現する君よ！　3月から4月にかけては、学生さんや社会人にとって、1つの区切りの時期にあたるが、資格試験の受験生にとっては、これからが正念場。いよいよ、本格的な試験シーズンを迎える。そこで、今日は、「直前期の心得」について、話をしよう。本番2～3ヵ月前の直前期になれば、誰でも焦りが募る。答練や模試の成績優秀者であっても、ソワソワと落ち着きを失ってしまう。成績優秀者でなければ、尚更のこと。なぜなら、直前期になると、「あれをやっていない」「これもまだ不十分」などと、自分の至らない部分がハッキリ見えてくるからだ。本当は、1年前、半年前に着手すべきだったことが、今の今まで放置されてきた。その弱みが、間際になって、ヒシヒシと自覚されるが故に、みんな焦り出すのである。では、このような焦りに見舞われたとき、どのように対処すべきか？　わしは40年来にわたって、司法試験・予備試験を中心に、数多くの合格者を見て来たが、「完全な準備をして受かった人は、ほとんどいない」のである。たとえ上位合格者であっても、不完全なまま試験にパスしている。つまり、わしが言いたいのは、こういうことだ。「完全な準備を望んで、過度に期待して、オタオタするな。本試験があるその日まで、コツコツと、基礎の反復と、自分の弱点克服に励めばいい」。直前期における最悪の行動は、多くの受験生がこれをやってしまうのだが、焦りから「あれも」「これも」と新しいものに手を出して、消化不良に陥ってしまうことだ。新しいテキスト、問題集や資料を集めることに奔走して、基本的なアクションがお留守になってしまう。その結果、せっかくこれまでに蓄積してきた「できること」も、いたずらに混乱させてしまうのである。
なお、午前4時更新の「司法試験・予備試験ブログ」は、司法試験・予備試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
夢を抱いて、実現する君よ！　クヨクヨするな、ジタバタするでない。夢を、絶対実現！！
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