夢を抱いて、実現する君よ！　72歳のわしと同世代、あるいはちょっと上の世代の人たち、分かりやすい目安を設定するなら現在75歳以上の人たちは、この社会で実質的に「逃げ切っている」。真面目に会社に勤めていたなら、仕事振りはともかく、定年まで籍を置いていたという事実だけで、年金が月額数十万円あるのだ。日本航空や日本生命といった大企業ともなると、国のものと合わせて、大卒初任給の4倍近くが支給される。生産性ゼロでも、である。
「これは、あまりにも不公平。社会的に、不健全。若い世代を食い物にし、若者の夢や希望を取り上げている」といった論調の批判が最近、多いのだが、わしは事実認識として共感しながらも、ちょっと待ったをかけたい。現在75歳以上の人たちは、今とは比べものにならないほど、猛烈に働いていたのだ。
週休2日など、ありえない。有給は、制度自体がなかった。サービス残業や休日出勤は、当然のこと。今のように、職場環境がどうのこうのと言っているヒマはない。家族を犠牲にし、自らをすり減らすように働いていた。わしは、そう思っている。それが、日本の高度成長を支えたのだと肌で感じている。だから一概に、不公平・不健全と切り捨てる気にもなれないのだ。　
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夢を抱いて、実現する君よ！　どんな時代や制度にも、対応できる自己価値を。夢を、絶対実現！！
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