美容家のメイ牛山さんが、96歳で亡くなられた。生前、わしはお会いする機会に恵まれ、 直接お話をうかがったり、彼女が書いた本を読んで、人生の大先輩から様々なことを教えていただいた。慎んで、ご冥福をお祈り申しあげます。
メイ牛山さんは、パーマネントを日本に導入したり、化粧品やメイク技術を独自に開発するなど、ニッポンの女性の美に大きく貢献されてきた。ご自身も、亡くなる直前まで現役で仕事をされており、まさに働く女性のお手本のような方だった。単なる見た目だけにこだわるのではなく、「健康でイキイキと仕事・勉強・家事・子育てに勤しむことが、その人の美しさを最も引き出す」という考えから、自然食にも熱心に取り組んでおられた。わしにとっては、偉大な先駆者であり、人間が持つ真の強さと豊かな可能性を見せていただいた大恩人だ。明治・大正・昭和・平成を駆け抜けた、心優しき女侍だ。
不肖・成川も、メイさんの粘り強く繊細な力業に一歩でも近づけるよう、これからも精進していく所存です。みなさんも、周囲に80歳以上でがんばっている方がいたら、この正月休みにでも、お話をうかがってみるといい。長い歳月を生き抜いてきた人には、迷える私たちに必要な知恵と勇気が備わっているものなのである。
<人生一本勝負!>
Q:成川先生の「しんどい……エンジョイ!」。最近、私の口癖になっています。たったこれだけのフレーズなのに、人間、不思議なもので、元気が出るものですね!(不動産鑑定士志望/男性43歳)
A:そう!私たちの内には自分でも気づかない力が、まだまだ眠っている!