「クールビズ」はあっという間に定着したが、非常に良いことだと、わしは思う。ビジネスにはもちろん礼儀が必要だが、「真夏に一分のすきもないスーツ姿」といった、お互いに不愉快で、仕事の能率を下げるような形式的な礼儀は、駆逐されてしかるべきだからだ。
そこで、わしからも、健康と環境のためになる提案を1つ。
「ノー・エアコン・デー」。
休日は1日中、極力、冷房を避けるようにする。自宅はもちろん、外出先でも、である。そうすれば、発汗によって、エアコンで冷え過ぎた体に活発な代謝機能が復活するし、毛穴の目詰まりも自然に掃除されて、肌もきれいになる。あなたがエアコンの効いた部屋にいないことによって、室温を上げることも避けられるので、ごくわずかだがエネルギーの節約にもなるのである。
夏にダラダラと汗を流すことを厭うのは、現代人の悪いくせであり、脆弱さの表われである。他人に迷惑をかけない範囲なら、夏にガンガン汗をかこう!
<人生一本勝負!>
Q:政治家がテレビや新聞で、「覚悟」という言葉を使うたびに、冷めた目で見てしまいます。「後から言い訳のできる覚悟」なんて、ないですよね?(CFP受験生/女性32歳)
A:「覚悟」は、とても大切な言葉だが、今ではキャッチ・コピーのように使われることが多い。悲しいことだが、それもまた現在の日本の姿だ。