受験生に送る言葉

正しい冬の過ごし方 Part.1

すでに直前期となる学校入試の場合も、数ヶ月先に本番を迎える資格試験の場合も、重要なポイントは同じである。
(1)過去問に徹する。
本試験で出題されるのは、基本的な項目。基本的な項目は、そうそう変化しない。つまり、来るべき本番で問われる事柄は、すでに過去問として目の前にあるのだ。だから、年が明けたら、過去問に徹する。新しいことに手を出す必要はどこにもない!
(2)メインテキスト(基本書、サブノート、わしの呼び方では「ストック」)に、すぐ戻る。
過去問を解く際、注意すべきことは、「答えが合っていた、間違った」で一喜一憂しないで、「なぜ、間違ったのか?」「理解があいまいだった点は、どこか?」と冷静に分析すること。つまり、すぐにメインテキストに戻って、自分の弱点を洗い出し、今一度、基礎を確認しなければいけない。
(3)慌てない、焦らない。
「時間がない!」「やるべきことが、山ほどある!!」と気が急くのはもっともだが、そんな時期だからこそ、どっしり構える。目の前の課題を、1つひとつ、丁寧に処理していく。もう2度と、同じ箇所を勉強する時間はないかもしれないのだ。一期一会の気持ちで、慌てず、焦らず、スピードを上げて行け! そうすれば、やっていないところがあっても、十分、受かることができる。
なお、本日午前4時更新の「司法試験・予備試験ブログ」は、司法試験・予備試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
【合格一本勝負】
Q:「過去問と心中せよ!」。先生のお言葉、肝に銘じます。(弁護士志望・奈良県Hさん)
A:限定する勇気!
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