「時間がない！」という受験生にとって一番大切なことは、「力の下がらない勉強法」を取ること。仕事や家事などが忙しくて、学習スケジュールを1回飛ばすようなことがあっても、大きなマイナスにならないような勉強を普段からするのだ。
具体的には、「重要事項だけをメイン・テキストに落とし込む」。時間がない人は、まっさらな状態からサブノートを作り上げていく時間など、それこそない。だから、基本となるテキストを読むものではなく、記録するものとして活用する。余白に書き込みをしたり、コピーを添付したり、青と赤のマーカーを使って「ここだけは外せない」「ここは自分の弱点」といった箇所を強調する。わしはこれを「ストック」と読んでいるが、ストックを充実したものにしていくことが受験生の仕事なのだ。（「ストック」の例として、「成川式」マトリックス六法など）。
普段からストックの手入れを丁寧にしておけば、例えばその日10分しか勉強時間がないときでも、サッと効率的な復習ができる。それほど力が下がらないように防御できるのだ。ところが、時間がないことに焦って、すぐに暗記に走り、地道にストックを分厚くしていく作業を怠っていると、これができない。暗記に暗記を重ねても、深い広い理解は得られないのだ。本人はがんばっているつもりでも、理解なき暗記はすぐに忘れる。忘れると嫌になって、受験に対するモチベーションが下がる。すると、「忙しいから仕方ない」「もういいや」と言い訳とギブアップの道に転がり落ちてしまうわけだ。
時間がない人ほど、本当に時間がないときのことを想定して、磐石のストックを築くことが重要だ！
なお、本日午前4時更新の「司法試験・予備試験ブログ」は、司法試験・予備試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
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Ｑ：日本に革命は期待できないのでしょうか？（ＡＦＰ志望・北海道Ｂさん）
Ａ：そうは思いたくない！
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