「アスリートとコマーシャリズムの関係」について、これまでに何度か触れて来たが、やはり当たっていると思う。先輩や同年代、40代50代60代の中堅層、それに20代30代といった若い世代からも、「やはり、そうでしょう」と賛同の声を得られる。活躍して脚光を浴びたアスリートが宣伝媒体への露出を増やすと、本業の成績が必ず低下するのだ。
CMの準備と撮影に、それほど多大な苦労が伴うわけではないだろう。それは、アスリートを起用する側の仕事だからだ。では、なぜ当人の本業に支障が生じるのか? 答えは明白で、それほど多大な苦労も伴わずに大金が稼げるからだ。一発勝負に懸ける地道な緊張感の連続とは何の関係もなく、すぐに自己満足が得られるからだ。「本番でどうなるか何の保障もなしに、自分を極限にまで追い詰めるなど、バカバカしくてやってられない」とは言わないし、思わないだろうが、いい目を見れば心の底にそんな気持ちが生じてもおかしくない。人間なら、誰も責められないだろう。かくして、本業の成績は必然的に低下する。いい目を見てしまう前の情熱を取り戻すことは容易ではない。人の何倍も心身を鍛え抜くことに長けたアスリートでも、この流れを避けることはできないのだ。(ただし、若干の例外はあるが・・・)。
だから、絶対合格を目指す発展途上のすべての受験生に言いたい。ハングリー精神が、原点なのだ。試験に受かるための方法論、生活習慣、それに思考様式などは、全部そこからやって来る。ハングリーでなければ、次には行けない。次に行く気がないなら、受験など最初からやらないほうがいいのである。
なお、本日午前4時更新の「司法試験・予備試験ブログ」は、司法試験・予備試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
【合格一本勝負】
Q:領土問題に戦争以外の解決などあるのですか?(ロースクール志望・東京都Aさん)
A:それを見つけるのが、政治の役目なのだが。
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