ここからが、勝負!
昨年、司法書士試験に合格した福岡在住の33歳の男性から相談があった。念願の資格取得を果たしたものの、事務所への就職がなかなか決まらないという。試験の合格率は、約3%。5年から8年かかることも珍しくない。ロースクール制度の導入によって、4人に1人が受かるようになった司法試験よりも、実質的には難しいと言う人もいるくらいだ。ところが、難度の高さに比べて、1件あたりの手数料がそれほどでもなかったり、訴訟業務は少額(140万円)に制限されるなど、割りに合わない、「切ない資格」になっているのだ。ソフトウェアの開発と法整備が進めば、主な仕事である登記業務もなくなるのでは、という危機感もある。
折からの不況が主な原因なのだろうが、よくよく考えてみれば、今に始まった話ではない。何も、司法書士に限ったことではないのだ。司法試験に合格しても、行政書士になったとしても、AFPやCFPの資格を取得しても、それだけではメシは食えない。合格者に保障されるのは、「新たなスタートラインに立てた」だけなのである。
なお、本日午前4時更新の「司法試験・予備試験ブログ」は、司法試験・予備試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
【合格一本勝負】
Q:「司法試験に合格しても、すぐに仕事に結びつくわけではない」と脅す先輩がいるのですが・・・(ロースクール生・東京都Sさん)
A:その先輩は、正しい!
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