国政が行き詰まって来て、お決まりの解散・総選挙となる流れの中、知人の政治家やその関係者から、「立候補予定者をどなたか推薦していただけませんか？」という相談が時々あって、「この人なら」という人の名前を何人か挙げるのだが、全員、断って来るという。
政治に失望しているのか。
完全にあきらめているのか。
「つまらないことに手を出すより、本業が大事」と思っているのか。
もちろん、誰も強制は出来ない。わしも、する気はまったくない。しかし、「本当になって欲しい人が出られない状況、出たくない状況」というのは、民主主義の終わりを意味しないか？　政局よりも政策を優先する国政を実現するには、力量と誠実さがあってしがらみに捕らわれない、相応しい人材が不可欠だというのに。
ここでちょっと注意しておきたい。民主主義というのは、人間が豊かになる目的を達成するための手段にすぎないということである。この手段は、今のところ「better」だが、「best」ではないのである。絶対的に正しいとは、限らないのである。
なお、本日午前4時更新の「司法試験・予備試験ブログ」は、司法試験・予備試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
【合格一本勝負】
Ｑ：日本の政治家が貧相に見えてしまうのは、私のおごりなのでしょうか。（行政書士志望・千葉県Ｋさん）
Ａ：いや、偽りのない気持ちの表れだと思う。
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