「3・11」。地殻の超振、海水の激流そして原子の爆発・・・。1年たった今、東日本を含め日本全体に、大きすぎる失望と微かな希望が交差する。東日本大震災と原発破壊のマイナス影響は現在、生存する日本人がすべていなくなる約110年間は、続くであろう。この間、「人間の尊厳」を、現実にもち続けることは難しい。
大震災は、甘い都市計画・治水計画などによる人災の側面もある。原発破壊は、人災そのものである。垂れ流された、人間による災い。その元凶は、人間の限りなき我欲である。もうここいらで、自分たちや人間だけの欲望を控えめにしたい。衣・食・住・文化の面で、足りるを知る生活を目指すことも必要である。そして、野山、川海など自然と調和を図っていきたい。彼女たちを乱暴に扱うことは、もうよそう。大きな無駄や乱開発などは天（自然）にツバを吐く行為である。
我々は、自然を敬愛し、「自然の尊厳」を目指したい。ここで、人間も、自然の一部であることを確認しよう。人間は、自然の主人公でないことも知りたい。「人間の尊厳」も、「自然の尊厳」を守ることで達成されるのである。
あの時、約2万人の尊い人命が亡くなった。その1人1人に、「安らかに、お休みください」と、1年後の今も、祈りたい。そして、自然の頂点におられる「太陽」に向かって、「よろしく、お願いします」と感謝したい。
なお、東日本大震災の記事は、本日午前4時更新の「司法試験・予備試験ブログ」にも、掲載している。司法試験・予備試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
【合格一本勝負】
Ｑ：東北へボランティアに行ってきました。東京にいても、被災者のみなさんの助けになることはありませんか。（東京都在住の公務員）
Ａ：あなたが“一日一生”とみなし、自己価値を上げることです。そして、日本を“我欲の海”から、開放することです。
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