「先生を育てるのは、生徒の質問」と、わしは考えているが、困ったことに、質問されることを極度に嫌がる先生や講師が結構いるのだ。それなりの専門知識やノウハウを持つ、頭のいい人にも多い! わしが公認会計士の受験勉強をしていたときにもいた。わしからすれば、どうしてもわからないところや曖昧な箇所を質問するために予備校を利用していたようなものなのに、それを拒否されるとは! 「社会責任の放棄ではないか」と当時は大いに納得できず憤慨したものだったが、その思いは今でも同じだ。40年近く、受験業界に身を置いて嫌というほどわかったが、いつの時代にも、質問から逃げ回る先生や講師は大勢いるのだ。
「それでは教育者として失格。研究者になれば」と言ってやりたくなるが、研究の道もそれほど甘くはないだろう。いい研究者になるためには、自発的に、たくさんの質問を自分にし続けなければいけないからだ。つまり、いずれにせよ、質問をまともに受け止められない人は完全にアウト。本当の意味で、「仕事」として成立することはないのである。
なお、本日午前4時更新の「司法試験・予備試験ブログ」は、司法試験・予備試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
【合格一本勝負】
Q:議会制民主主義は、もうダメだ!(弁護士志望・大阪府Dさん)
A:では、代替案を真剣に考えよう。本気で議論しようではないか!
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