震災からの復興、原発の行方、それに消費税増税など、大きな政治的決断が必要な課題が目前にあるが、どうも日本人は内向きのことしか頭にないように感じる。例えば、しばしば領海権や領空権について牽制してくる中華人民共和国に対して、どのように臨むつもりなのか。ロシアから中古を買ったり、自前で開発した空母などで明らかに武装をエスカレートさせている隣国を、ただ傍観しているだけでよいのだろうか。日本国憲法(9条)にある「戦争放棄」はもちろん、時代を超えてすばらしいことであるに違いはない。しかし、有事の際には、条文や法概念が私たちの生命や財産を守ってくれるわけではない。守るには、具体的な措置、その措置を講じるための具体的な準備が必要なのだ。日本人は元来お人好しなのか、ここのところがどうも盲点になりやすい。国民の関心が今ひとつというところが、最大の危機なのだ。
法律系資格の取得のために勉強している受験生諸君! それに、若人のみなさん! 目前の課題に集中しながらも、最高法規である憲法からの視点や議論を、日常的に意識してくれ! それが必ずやこの国のためになると、わしは確信している。
なお、本日午前4時更新の「司法試験(新司法試験)・予備試験ブログ」は、司法試験(新司法試験)・予備試験の受験生以外の方々にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
【合格一本勝負】
Q:「キツイ」と思ってるうちは、まだ余力ありですね。(予備試験志望・東京都Tさん)
A:そう! 限界までやっている人は、ほとんどいないのだ!
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